こんにちは。のりまき、です。
今回は、最短かつ確実に日本語教師になるまでのステップをご紹介します。
日本語教師にはなりたいけど、あまり時間もかけたくない。とにかく、最短で日本語教師になりたいという方もいるのではないでしょうか。
本記事では「最短」、さらに「確実に」という点も考慮に入れて、日本語教師として教壇に立つまでの理想のステップを解説していきます。例として日本語教師養成講座(420時間)に通い、資格取得を目指している場合で考えていきます。
なぜか。
応募者で一番多い資格がこれです。➡ 大卒+日本語教師養成講座修了
↓また、日本語教師の資格については下記に詳しく書いています↓
日本語教師になるまでの最短かつ確実なステップとは⁉
日本語教師として教壇に立つまでの最短&確実なステップ。
まず結論から言うと、最短で日本語教師になるための期間は
「1年間」
です。
もしかしたら、えっ。1年⁉…ながっ。と思われた方もいるかもしれません。
しかし、社会人としてすでに働いているなど、時間の制約がある中で日本語教師として採用される【確実性】まで考えると、1年という期間は決して長くはありません。
1年が最短です。
日本語教師養成講座に通う前に、まずはゴールを決めよう。
では、まず日本語教師養成講座に通う前に、ゴール(教壇デビュー)を設定する必要があります。
ゴールを決めないと、結果的にダラダラと養成講座に通ってしまう羽目になるからですね。
では、そのゴールとはいつなのか?
ズバリ4月です。
4月から教壇に立つというイメージを持ってください。そして、そのゴールから逆算して養成講座の受講開始時期を決めていきます。
では、なぜ4月なのか。それは、日本語学校において採用活動が最も活発になる時期だからです。
日本語学校業界で採用活動が活発になるのは、トップが1月~2月、次に7月~8月。大きくはこの2つです。
ですが、欠員補充などで募集することもよくありますので、求人自体は通年で出ていることが多いです。
そもそもどうして、1~2月、7月~8月に求人が集中するかと言うと、日本語学校の学期制度に理由があります。
留学生の入学時期(新学期スタート)は4月、7月、10月、1月の年4回です。
💡1月~2月の求人は4月開講、7月~8月の求人は10月開講に向けた採用活動ということになります。 |
特に4月は前月の3月に卒業式があり、定員の半数近くの学生が卒業していきます。
そして、結果的に4月は新たに入学する学生も各学期の中で一番多くなります。
つまり、教師需要もその時が最大になる訳です。
💡日本語学校によっては、4月、10月のみ開講とか、4月、7月のみ開講といったように必ずしも4学期全てで開講するわけではありません。 |
一方、教師として応募する人たちが一番多いのも1月~2月になります。
この理由は、年1回実施の日本語教育能力検定の合否発表が毎年12月末頃にあり、合格し晴れて資格取得をした人たちが、就職活動を始めるからです。
まとめると、国内の日本語学校で日本語教師として働こうと思った場合、勤務開始は4月を目標とする。そして、3月末までには養成講座が修了できるようにスクーリングプランを検討すると良いです。
日本語教師養成講座入学~教壇デビューまでの理想のスケジュールとは⁉
では、日本語学校の4月開講に間に合うようにするためには、いつごろから日本語教師養成講座に通い始めたら良いのでしょうか。
日本語教師養成講座は毎日通ったとしても修了までに、最低半年はかかります。
また就職活動における【確実性】を高めるため、日本語教育能力検定の合格も同時に目指しましょう。この検定、採用後に働きながら取ろうと思ったら、相当に覚悟をしなければなりません。
まぁ、かんたんな試験ではないということですね。
以上を踏まえ、日本語教師養成講座入学~教壇デビューまでのスケジュールは、以下のようになります。
4月 日本語教師養成講座入学
8月 検定対策講座申し込み →独学も良いですが合格の確実性を高めるためです。投資と考えましょう。 10月 日本語教育能力検定受験・養成講座修了 →検定を受けない場合、修了の時点ですでに有資格者です。 12月 検定の合否発表 →合格率は年々高まり、現在は30%弱程度に上がってきました。 1月 日本語教師採用合同説明会参加・学校見学・模擬授業 2月 面接・模擬授業・採用 3月 採用校での実習 4月 教壇デビュー |
日本語教育能力検定は別にいらないよ、という方は、8月~9月ごろ養成講座に通い始めれば良いでしょう。
では、今度はもう少し採用までのステップを詳しく見ていきます。
【養成講座修了または検定合格後のフロー(資格取得)】 ①日本語教師採用合同説明会参加 👉イベンター主催の採用説明会が1~2月、7~8月にかけて実施されます。 ②学校見学 👉合同説明会などに参加し良さげな学校があったら、まずは学校見学をします。そこでは簡単な面談が行われることがあります。 ③書類選考 👉学校により異なりますが、大手と言われる学校の場合、通常は模擬授業実施の前に書類選考が実施されることが多いです。 ④面接・模擬授業 👉たいていの場合、模擬授業と面接は1日にまとめて実施されることが多いです。 ⑤校長・役員面接 👉模擬授業で認められれば、校長など幹部職員との面接があります。たいていの場合、模擬授業までクリアできれば、ほぼ採用確実と言って良いと思います。 ⑦研修 👉その学校の指導内容などレクチャーがある。 ⑧教壇デビュー |
まとめ
いかがでしょうか。
日本語教師養成講座入学から教壇デビューまでの最短&確実なステップを解説して来ました。
日本語教師になる=1年が最短!
ポイントは、「検定合格」です。日本語教師になってからでは、相当苦労しますので「なる前」の取得を強くおススメします。
では、また!
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