当ブログ内で使われている日本語教育(業界)関係の用語についてかんたんに補足説明をしています。専門用語多いんです。
日本語教育・専門用語
教案
指導案・スクリプトとも。ごくかんたんに言えば、授業における台本のこと。
この教案に、教師と学生の発言を授業の流れ・展開に沿って、全て書き起こします。
進行中の時間配分や語彙、導入文型の提出順、絵カードや文字カードを出すタイミングなどとにかく全て。
おおまかに書かれた概略的なものを略案と言い、逆に全て書き起こしたものを細案と言います。
普通、「教案」と言われれば、この「細案」のことを指します。
この教案を作る作業が、鬼のようにしんどいわけです。
教案の書き方についての解説記事は、こちら
場面シラバス[Situational Syllabus]
実際の場面、シチュエーションから必要な文型を学習するやり方。たとえば、ファミレスでの店員と客という場面で使われる会話表現(文型)を学ぶ。
実践ですぐに使いたいという旅行者や短期滞在者に向く学習法。
たとえば。
(電気屋で)
___の売り場はどちらですか。
___の___にあります。
ブログ記事はこちら
構造シラバス[Structural Syllabus]
文型シラバスとも。
言語の構造(文型)にフォーカスして、徹底した練習を通じて文型の理解を目指すやり方。
基礎から始まって徐々に複雑化していくので、ほんとに0から始める学習者向き。
日本語学校でも多く採用されています。
たとえば、こんな感じの。
[名詞文]私は陳です。 → 構造: ___は___です。 (名詞1)は(名詞2)です。
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日本語業界・専門用語
各種学校とは。
告示基準とは。
法務省(出入国在留管理庁=入管)により定められた日本語教育機関に対する基準(ルール)のこと。
日本語学校の建物などの施設、教員の数、教師の授業時間の上限、学生の定員、学生の管理方法、一年間の授業時間数(日数)、日本語学校の抹消基準まで明記してあるまさにザ・ルールです。
違反すれば、最悪、学校の営業停止にまでつながるため各校必死に守っているわけです。
しかも、告示基準はちょくちょく内容の変更が行われているので、常にチェックしておく必要があります。
最近では、2020年4月23日に変更が行われています。
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